街頭演説集

第55回 新庁舎駐車場満車対策

呉市新庁舎駐車場満車対策を提唱!

Facebook 2016.9.3

 去る8月29日は55回目の街頭演説。テーマは呉市新庁舎駐車場の満車対策です。
 奇しくも丁度この日は定例会の告示日で、同時に議員は駐車場を使えなくなりました。これは最近市役所駐車場が満車になることが増えたことで、市民の来場への阻害要因を減じるためです。告示日から定例会期間中は平成30年末頃まで、議員は市役所駐車場を使えません。代替措置として文化ホールの地下駐車場が充てがわれました。
 実は旧庁舎時代の市民会館前にあった駐車場は、120台分のスペースがありましたが、公用車も駐車したり、市役所に用のない市民が目的外駐車したりして、すぐ満車状態に陥っていました。そこで、途中から自動改札機を設置し、1時間無料に設定したため、目的外使用が激減致しました。勿論市役所に用がある人は、磁気処理をした上で無料となる訳です。
 中央公民館解体工事に入ってからは、中央公園の一部を暫定駐車場に造成したのが、現在の駐車場で、これは149台分のスペースがあり、新庁舎建設後は公用車は公用車棟に入庫するため、余裕があるはずでした。
 ところが、絆ホールがオープンして以来、平日にそこでイベントが行われたり、雨天が重なると、駐車場が満車となり、自動改札機前も渋滞が生じていました。つばき会館やすこやかセンターくれにあった部署が、新庁舎に移転したことで、訪れる市民がそれだけ増えたことも大きな要因です。結局これでは市民サービスは減退してしまいます。
 一方、この7月から旧庁舎の解体工事がスタートしました。これを解体後にその平面を盛り土した上で、そこを新たな駐車場として造成することになり、その時は180台分を確保致します。
 そして旧庁舎の地下室を活用して雨水貯留施設を整備することになりました。これは、旧庁舎北側市道の大雨洪水における排水の受け皿と致します。最深4mで5,300㎥で、洪水が引けた後、中央公園の体育館寄りにある中央ポンプ場から内神川に排水する仕組みです。
 因みに予定価格は、解体工事が2億9千万円、雨水貯留施設整備が5億5千万円で合計8億4千万円となっていました。それを広成建設・増岡組共同企業体が7億7千万円で落札しました。但し、新庁舎建設と同様、有利な記載である合併特例債を活用できることとなりました。
 この合併工事は平成30年4月30日を工期としており、その後新駐車場を別途発注して造成することとなります。
 
 実は、自動改札機を導入した際、当局の駐車場案は30分無料だったのです。私はこれに賛意を表しましたが、議員の大半の意見でこれを1時間に替えた経緯があります。これが、自動改札機にしても、目的外駐車が絶えない原因なのです。
 例えば、近くのれんがどおりに買い物に訪れた市民が、1時間なら無料ですから、市役所駐車場を利用することもあり得ます。そのことで中央地区商店街にある駐車場の経営を呉市駐車場が圧迫してしまう結果となる訳です。
 広島市役所では、無料時間はなく、最初から料金がカウントされます。勿論市役所に用のある方は無料処理ができます。目的外使用を排除するには、この方法がベストではありますが、そうすることで、絆ホール利用者の負担が増すことになります。
 そこで私は、当初案通り30分無料にすることを当局に提案致しました。そうすれば、議員も文化ホールから歩いて登庁する必要もなくなり、来場市民も快適な駐車サービスが受けられ、駐車場における民業圧迫も回避されるという、一石三鳥になる訳です。
 幸いにも自動改札機は設定を変えるだけで、改修工事は必要ないということです。ということは、今からでもすぐ変更ができます。当局の英断を待ちたいと思います。
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