呉市新庁舎スタートに伴い、議会委員会のインターネット中継を!
Facebook 2016.1.18
本日は、新年3度目の街頭演説。来る2月8日から呉市新庁舎の全機能がスタートするのに併せ、議会も新しい議事堂に移転致します。
そこで本日のテーマは、議会改革の懸案だった、常任委員会と特別委員会へのインターネット中継導入についてです。
呉市議会は既に平成22年度末から、議会のインターネット中継を実施して来ました。但し、議員全員で構成する本会議、議会協議会、予算委員会のみです。一部の議員が専門的に議論する常任委員会や特別委員会への適用は未だなされてなく、これまで何度も議会運営委員会で議論して来ましたが、賛否両論が交錯する中で、現在も保留状態が続いています。
そもそも何故、これら委員会での中継が先送りされて来たのかと申しますと、議会基本条例を平成22年6月に成立させたことで、その第8条に、「議会は議会情報を市民へ積極的に公開する」と定めれたため、インターネット中継を阻む理由がなくなったことが先ず挙げられます。但し委員会だけは、せめてもの抵抗で、中継を多数派工作により認めなかった訳です。
この背景には、そもそも市民に積極的に公開したくないとの思惑が透けて見える訳です。即ち議会では、積極的に質問する議員と、余りしない議員とで真っ二つに別れており、質問しない議員から見れば、その情景を市民に見られたら困るからということだと容易に推察されます。実際積極的に質問する議員の方がマイナー的存在となっています。
私は以前から、情報公開に積極的でしたが、当時会派に所属していたため、この意見が握り潰されて来ました。二つの大きな保守系会派が、委員会中継に後ろ向きだったのです。
実際委員会には、市長提案の議案が付託され、議論することになりますが、殆ど質疑がされないことも結構あります。委員間で質疑が尽くされた後、委員外議員の発言が委員長より許可されますが、そちらの質疑が的をついていたりすることも少なくなく、近年では委員長判断で、議員外議員の質問時間を制約する動きも出て参りました。
つまり、委員で質疑が余り出ず、委員外議員で積極的に質疑する場面が、市民の目に触れたら困るというのが本音でありましょう。委員外議員の立場から言えば、委員間で質疑が余り出ないから、後から質疑を行わざるを得なくなる訳で、十分に質疑が行われていれば、質問すらなくなることだってあり得ます。議員による質疑は、市民を代表しての質疑となることを忘れてはなりません。
私は、委員会をインターネット中継してライブや録画でパソコンから視聴できるようにすれば、議員も質疑をするために、前もって十分勉強するようになり、中身がグレードアップすると考えています。
ましてや現在の呉市議会は、市長提案を全て呑んでしまっており、是々非々で議論する姿勢に欠けている向きがあります。実際ここ半世紀の間、市長提案を否決したことは一度もありません。このことは以前、地元新聞が皮肉混じりに記事にしたことがあります。
これでは議会の存在価値すら疑問符がつき、議員を削減すべきとの世論が出て来るのは致し方ないことと思います。
しかし現在は、この施策転換に後ろ向きなのは1会派だけの様なので、懸案事項の実現には、新庁舎でのスタートを前に、正に絶好機と言えましょう。新人議員も真面目な方が多いからです。
ところで、その後ろ向きな会派による表向き理由として、議員による不穏当発言があるので中継は市民に対し恥さらしとなり、先ずは先にそちらを糺すべきと主張されています。ただ、不穏当発言は議員個人によるものであって、委員会インターネット中継は議会という機関に対するものであるから、議論の掃き違いと言えなくもありません。つまり、それとこれとは別問題だという訳です。
一方、議員への第二の報酬と言われる政務活動費の使途の内、県外視察に係る旅費を支出することが多々あります。私も定例会毎に休まず一般質問をしているため、その前には先進事例を調査する目的で、必ず視察に出掛けます。即ち公務出張です。
私は会派に属してはいませんが、会派では所属議員が同一テーマの下、同じ都市を一緒に視察することが往々にしてあります。市民の目は厳しく、視察が観光旅行的な赴きになっているとの疑いもかけられたりしますし、現に他都市では、そのような実例がありました。
そこで私は、議長に提出している視察報告書を、議会ホームページで公開するべきと主張しています。しかし、これも一筋縄では行きそうにありません。真に呉市や市民のために県外で勉強して来たなら、その内容は喜んで市民に公開すべきでありましょう。
市民の血税が決して無駄に使われていないことを、議員自ら証明することは、議会や議員としての責務ではないでしょうか?
そこで本日のテーマは、議会改革の懸案だった、常任委員会と特別委員会へのインターネット中継導入についてです。
呉市議会は既に平成22年度末から、議会のインターネット中継を実施して来ました。但し、議員全員で構成する本会議、議会協議会、予算委員会のみです。一部の議員が専門的に議論する常任委員会や特別委員会への適用は未だなされてなく、これまで何度も議会運営委員会で議論して来ましたが、賛否両論が交錯する中で、現在も保留状態が続いています。
そもそも何故、これら委員会での中継が先送りされて来たのかと申しますと、議会基本条例を平成22年6月に成立させたことで、その第8条に、「議会は議会情報を市民へ積極的に公開する」と定めれたため、インターネット中継を阻む理由がなくなったことが先ず挙げられます。但し委員会だけは、せめてもの抵抗で、中継を多数派工作により認めなかった訳です。
この背景には、そもそも市民に積極的に公開したくないとの思惑が透けて見える訳です。即ち議会では、積極的に質問する議員と、余りしない議員とで真っ二つに別れており、質問しない議員から見れば、その情景を市民に見られたら困るからということだと容易に推察されます。実際積極的に質問する議員の方がマイナー的存在となっています。
私は以前から、情報公開に積極的でしたが、当時会派に所属していたため、この意見が握り潰されて来ました。二つの大きな保守系会派が、委員会中継に後ろ向きだったのです。
実際委員会には、市長提案の議案が付託され、議論することになりますが、殆ど質疑がされないことも結構あります。委員間で質疑が尽くされた後、委員外議員の発言が委員長より許可されますが、そちらの質疑が的をついていたりすることも少なくなく、近年では委員長判断で、議員外議員の質問時間を制約する動きも出て参りました。
つまり、委員で質疑が余り出ず、委員外議員で積極的に質疑する場面が、市民の目に触れたら困るというのが本音でありましょう。委員外議員の立場から言えば、委員間で質疑が余り出ないから、後から質疑を行わざるを得なくなる訳で、十分に質疑が行われていれば、質問すらなくなることだってあり得ます。議員による質疑は、市民を代表しての質疑となることを忘れてはなりません。
私は、委員会をインターネット中継してライブや録画でパソコンから視聴できるようにすれば、議員も質疑をするために、前もって十分勉強するようになり、中身がグレードアップすると考えています。
ましてや現在の呉市議会は、市長提案を全て呑んでしまっており、是々非々で議論する姿勢に欠けている向きがあります。実際ここ半世紀の間、市長提案を否決したことは一度もありません。このことは以前、地元新聞が皮肉混じりに記事にしたことがあります。
これでは議会の存在価値すら疑問符がつき、議員を削減すべきとの世論が出て来るのは致し方ないことと思います。
しかし現在は、この施策転換に後ろ向きなのは1会派だけの様なので、懸案事項の実現には、新庁舎でのスタートを前に、正に絶好機と言えましょう。新人議員も真面目な方が多いからです。
ところで、その後ろ向きな会派による表向き理由として、議員による不穏当発言があるので中継は市民に対し恥さらしとなり、先ずは先にそちらを糺すべきと主張されています。ただ、不穏当発言は議員個人によるものであって、委員会インターネット中継は議会という機関に対するものであるから、議論の掃き違いと言えなくもありません。つまり、それとこれとは別問題だという訳です。
一方、議員への第二の報酬と言われる政務活動費の使途の内、県外視察に係る旅費を支出することが多々あります。私も定例会毎に休まず一般質問をしているため、その前には先進事例を調査する目的で、必ず視察に出掛けます。即ち公務出張です。
私は会派に属してはいませんが、会派では所属議員が同一テーマの下、同じ都市を一緒に視察することが往々にしてあります。市民の目は厳しく、視察が観光旅行的な赴きになっているとの疑いもかけられたりしますし、現に他都市では、そのような実例がありました。
そこで私は、議長に提出している視察報告書を、議会ホームページで公開するべきと主張しています。しかし、これも一筋縄では行きそうにありません。真に呉市や市民のために県外で勉強して来たなら、その内容は喜んで市民に公開すべきでありましょう。
市民の血税が決して無駄に使われていないことを、議員自ら証明することは、議会や議員としての責務ではないでしょうか?