Facebook 2021.1.22
試作品は5種類あり、その内2種類に限定して試乗が可能です。
その一つは、近距離モビリティ「WHILL(ウィル)」。重量5kgで最高速度は6km/h、バックも1km/hで可能、最大積載重量は115kg、航続可能距離は18km、登坂能力は10度となっています。
具体的に1を押すと1km/h、2を押すと2km/h、3を押すと4km/h、4を押すと6km/hの速度となります。
これは1人乗りであくまで歩道を走行し、車道は通行できません。よって、自転車通行可となっている歩道しか走行できないのが難点です。
将来都市部において、幅員のある歩道が完全に整備されている交通環境があれば、買い物等に役立てることはできます。或いは歩行者天国のれんがどおりでは有効かも知れません。但しその場合でも、料金を支払い、レンタルする拠点場所の確保が不可欠となります。当然無料では事業者は運営できません。
次に、電動キックボード「Rimo(リモ)」に試乗。これは重量13.7kg、最高速度は25km/h、バックは不可で、最大積載重量は100g、航続可能距離は40kmとなっています。
具体的に1を押すと5km/h、2を押すと10~12km/h、3を押すと20kmに設定されています。
丁度スクーターの態様ですが、両足を乗せ、立ったまま走行します。車道を走行することも可能ですが、その場合は原付免許以上を携帯し、ヘルメットを着用する必要があります。これなら通勤等に利用することができるでしょう。但し、座っての走行ができない構造のため、高齢者向きではありません。
試乗ができない試作品としては、SEGWAY(セグウェイ)。これはタイヤの小さい二輪車で、両足で立って走行します。身体を傾けて前進するため、操縦は若干難しそうでした。その他、立って走行する一輪車や、座って走行する一輪車があり、名前はまだ命名されていないようです。
これらは全て、次世代を見据えた個人が乗車する新しい移動手段であって、事業者が経営してレンタルする手法や、個人が購入・所有して利用する手法に分れるでしょう。結局は便利さを求めることにおける費用対効果と交通環境が実用化の鍵を握っていると感じました。