呉市で新規2名が新型コロナPCR陽性に!1名は中等症

　呉市において昨日4月25日(日)、新たに2名のPCR検査陽性者を確認しました。
　50歳代は4月25日に発熱・倦怠感・咳・鼻閉で軽症、30歳代は4月24日に発熱・肺炎を発症し中等症でした。濃厚接触者等は前者で1名で、後者を含めその他は調査中としています。軽症が殆どで、積極的疫学調査で濃厚接触者等を検査した場合は無症状者が多かった訳ですが、中等症は久々の事例となりました。
　この結果、陽性者は通算341例となりました。

　尚、「PCR陽性者数は発表しても、検査数は発表しないのか」とのご質問にお答え致します。呉市ではホームページに新型コロナウイルス感染症情報を特設しており、関連情報の「呉市におけるPCR検査等の実施状況」として、日毎に検査数と陽性者数を公表しています。
　これによりますと、昨日4月25日現在の実施件数と陽性件数を公表しています。この場合に限って「感染症患者」を「陽性件数」にすり替えており、それを感染症患者に置き換えて公表していますので、完全な矛盾を来しています。
　具体的には、実施件数総数8,215件に対し陽性件数は341件となっています。
　但しこの実施件数は、呉市環境試験センターでの直営検査、広島県立保健環境センターや民間検査機関に委託したもののみです。感染症指定医療機関や市民が自己負担で民間検査した場合や、広島県が飲食業従事者を対象として広島市内で無料検査した市民数は含まれておりません。
　ですから陽性率は、陽性件数を検査件数で除した4.15%よりも小さくなり、参考程度にしかできません。呉市民の陽性者は感染法に基づき、呉市保健所に医師から報告が義務付けられているため、分子は現在の実数となります。
　因みに、本来分母となる検査総数は、検査医療機関がレセプト請求する際に明らかになりますので2ヶ月程遅れ、更にそれ以外の数値まで把握し切れないようです。