街頭演説集

第2回 呉市議会議員正副委員長の報酬増額

小雨の中、定期街頭演説2日目を決行!

Facebook 2015.7.27

 本日の朝は、2週間前スタートした定期街頭演説の2日目です。前回の初日は演説終了後に雨が降り出しましたが、この日は最初から小雨がぱらつく中で、約束通り実行に移しました。
 さて、今回のテーマは呉市議会議員正副委員長の報酬増額問題です。これは去る3月定例会に議会自らが報酬条例改正案を提案し、今年度より委員長は毎月1万円、副委員長は毎月5千円が報酬に加算され、それに呼応して期末手当(ボーナス)も増額となるものです。対象者は32名の定数中14名となります。
 私は、本案に唯一反対票を投じました。反対するということは、当然その理由を市民に説明する責務があり、私は本会議場での採決の直前、登壇して反対討論を行おうとしましたが、直前に開かれた議会運営委員会の総意で、それを拒否されました。民主主義は少数意見にも耳を傾けることが原則ですが、呉市議会は少数意見を事実上封じ込めた格好となり、議会運営規則に則った正当な行使だと主張されても、このことそのものが地方自治法や憲法に抵触する可能性が極めて高いと考えます。
 拒否理由としては、議会の報酬増額案を有識者で構成する報酬等審議会に議会が諮問し、適当であるとの答申を得たというのです。1年半前、財政難の本市において、諮問そのものを控えるべきと、自治会連合会が市長と議長に申し入れ、保留状態になっていました。
その後、市長選も終え、議会は近々選挙を控えていたので、それまでに決着を図ろうと再度議会内部で話が進められたものです。
 審議会に自治連代表として委員に就任された方は、意見を言えない中立的な立場である座長に就任されるという手法で、実質的な口封じと併せ、議論に波風が立たないように巧妙に仕組まれたと言われても致し方ないでしょう。
 私は、条例改正案の採決では反対討論を封じられましたが、議会費における今年度予算の採決直前、報酬増額を含む同予算に対し、明確に反対理由を述べ、討論することに成功致しました。
 例え一人であったとしても、市民目線に立って堂々と意見を述べる、議会の安易な妥協を許さないということが私の政治姿勢です。実際この度の案について、市民の動向としては、報酬増額に反対が大勢だと推察しております。私が自然共生党として、唯一一石を投じなければ、市民不在の議会や条例改正となっていたはずで、このような市民にとって関心の高い重要議案においては、少なくとも全会一致での議会談合的な即決だけは避けたいと考えています。
 尚、この模様は呉市議会インターネット中継で、いつでも動画視聴が可能です。
 ※ 議会の日程から選ぶ→平成27年→予算特別委員会→3月19日→3時3分~12分
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