呉駅前地区再整備計画策定の真意を探れ!
Facebook 2017.2.16
去る2月13日は79回目の街頭演説。テーマは呉駅前地区再整備についてです。
これは昨年12月定例会での一般質問に答弁する形で、唐突に出て来たものです。但し、呉市長期総合計画・後期基本計画には、「呉駅及び周辺施設の整備」と記述されていますから、強いて言えば、これに該当することになります。
確かにこの呉駅前広場は昭和56年に整備してから35年が経過しており、ロータリーが狭く、一般車両の乗降場所が狭小で、しかもそれが市道の一部分になっているなど便さに加え、交通安全上危険な状態です。広場内の歩道スペースを縮小してロータリーを広くすることで、対応が可能だと考えます。
ただ、これをいつ実行に移すかという問題があります。そこで、呉駅前広場に隣接するそごう呉店跡地の再活用とセットに行う構想が急遽持ち上がりました。当初そごう呉店はその77%を所有している㈱そごう・西武が売却、呉市の持ち分である19%の権利床は賃貸で話を進めて来ましたが、引き合いの中で、大規模改修するくらいなら、買い取って建て替える選択肢が出て来たことがあったものと推察しております。それは昨年12月の一般質問答弁で、当局が大規模改修の1/2補助制度以外にも、建て替えの際の補助制度を創設する意欲を示したことからも窺えます。それに至る過去の答弁でも、呉市はこれまでの方針を転換し、権利床を売却も視野に広げる方針転換をしていたのです。
つまり、建て替えをする時期に合わせての呉駅前広場の再整備が急浮上した訳です。実際に新年度予算には、呉駅前地区再整備の検討として基本計画の策定費1千万円を計上致しました。全て一般財源を使います。そして主要事業の概要には、その意義として、民間活力によるそごう呉店跡地の再生を掲げているのです。つまり、呉駅前地区再整備は、あくまでそごう呉店跡地の再整備とセットになっている訳です。
ところが新年度予算には、大型商業施設建て替えに係る補助金が計上されていないのです。そればかりか、今年度予算に計上されていた、大型商業施設再生促進事業費補助金2億円も新年度は欠落しています。これまで大規模改修に係る2億円を上限とする1/2補助金を予算計上していたのは、そごう呉店を買い取る事業者を誘致するための呉市の決意を示す意味合いがありました。民間業者からみれば担保になり得るものです。それが新年度予算に計上されないということは、二つの見方があります。
その一つは、ネガティブな見解で、そごう呉店前再開発において、民間権利者の合意が得られず、進捗が暗礁に乗り上げており、現段階では先行きが読めないということです。それに予算を計上しますと、他の優先施策に予算を回し難くなります。もしそうであるなら、呉駅前地区再整備基本計画の策定は計上するべきではない、というのが私の考えです。
もう一つは、ポジティブな見解で、呉駅前地区再整備基本計画の策定費を計上するのは、そごう呉店跡地に係る呉駅前西再開発ビル管理組合で合意が取れ、且つそれを購入する業者がほぼ固まったというものです。そうしますと、建て替えに係る補助金と大規模改修に係る補助金を同時に計上することは無駄になるので、より高額な建て替えに係る補助金一本に絞って計上することになります。ところが、土地と建物セットで購入する交渉がほぼまとまったことで、建て替えに期間を要することから、補助金支出は建て替え終了後になるため、新年度予算に計上しないというものです。
このどちらかだと確信しており、明日から招集される3月定例会の予算総体質問で、このことを質疑して参る所存です。
一方、広駅前地区再整備基本計画の策定費が1千万円というのも、非常に気になるところです。何故なら、過去の基本計画策定のコンサル費用は殆どが500万円の予算計上だったからです。計画策定段階で1千万円と高額になるのは、そごう呉店跡地再開発に係る何らかの経費が含まれているのか、この点も糺して参ります。
これは昨年12月定例会での一般質問に答弁する形で、唐突に出て来たものです。但し、呉市長期総合計画・後期基本計画には、「呉駅及び周辺施設の整備」と記述されていますから、強いて言えば、これに該当することになります。
確かにこの呉駅前広場は昭和56年に整備してから35年が経過しており、ロータリーが狭く、一般車両の乗降場所が狭小で、しかもそれが市道の一部分になっているなど便さに加え、交通安全上危険な状態です。広場内の歩道スペースを縮小してロータリーを広くすることで、対応が可能だと考えます。
ただ、これをいつ実行に移すかという問題があります。そこで、呉駅前広場に隣接するそごう呉店跡地の再活用とセットに行う構想が急遽持ち上がりました。当初そごう呉店はその77%を所有している㈱そごう・西武が売却、呉市の持ち分である19%の権利床は賃貸で話を進めて来ましたが、引き合いの中で、大規模改修するくらいなら、買い取って建て替える選択肢が出て来たことがあったものと推察しております。それは昨年12月の一般質問答弁で、当局が大規模改修の1/2補助制度以外にも、建て替えの際の補助制度を創設する意欲を示したことからも窺えます。それに至る過去の答弁でも、呉市はこれまでの方針を転換し、権利床を売却も視野に広げる方針転換をしていたのです。
つまり、建て替えをする時期に合わせての呉駅前広場の再整備が急浮上した訳です。実際に新年度予算には、呉駅前地区再整備の検討として基本計画の策定費1千万円を計上致しました。全て一般財源を使います。そして主要事業の概要には、その意義として、民間活力によるそごう呉店跡地の再生を掲げているのです。つまり、呉駅前地区再整備は、あくまでそごう呉店跡地の再整備とセットになっている訳です。
ところが新年度予算には、大型商業施設建て替えに係る補助金が計上されていないのです。そればかりか、今年度予算に計上されていた、大型商業施設再生促進事業費補助金2億円も新年度は欠落しています。これまで大規模改修に係る2億円を上限とする1/2補助金を予算計上していたのは、そごう呉店を買い取る事業者を誘致するための呉市の決意を示す意味合いがありました。民間業者からみれば担保になり得るものです。それが新年度予算に計上されないということは、二つの見方があります。
その一つは、ネガティブな見解で、そごう呉店前再開発において、民間権利者の合意が得られず、進捗が暗礁に乗り上げており、現段階では先行きが読めないということです。それに予算を計上しますと、他の優先施策に予算を回し難くなります。もしそうであるなら、呉駅前地区再整備基本計画の策定は計上するべきではない、というのが私の考えです。
もう一つは、ポジティブな見解で、呉駅前地区再整備基本計画の策定費を計上するのは、そごう呉店跡地に係る呉駅前西再開発ビル管理組合で合意が取れ、且つそれを購入する業者がほぼ固まったというものです。そうしますと、建て替えに係る補助金と大規模改修に係る補助金を同時に計上することは無駄になるので、より高額な建て替えに係る補助金一本に絞って計上することになります。ところが、土地と建物セットで購入する交渉がほぼまとまったことで、建て替えに期間を要することから、補助金支出は建て替え終了後になるため、新年度予算に計上しないというものです。
このどちらかだと確信しており、明日から招集される3月定例会の予算総体質問で、このことを質疑して参る所存です。
一方、広駅前地区再整備基本計画の策定費が1千万円というのも、非常に気になるところです。何故なら、過去の基本計画策定のコンサル費用は殆どが500万円の予算計上だったからです。計画策定段階で1千万円と高額になるのは、そごう呉店跡地再開発に係る何らかの経費が含まれているのか、この点も糺して参ります。