活動報告

ママグループが呉市教委に黙食撤廃とマスク任意を要望!

2022.11.3

 一昨日の11月1日、「kure子どもの笑顔を守る会」が谷本誠一呉市議会議員同席の下、呉市教育委員会を訪ね、要望書を提出。ママさん10名が押し寄せ、一部乳幼児連れもいました。市教委からは学校教育部長や学校安全課長等が対応しました。

20221103
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 要望書の内容は5項目。

  1. 黙食の撤廃
  2. 「マスク警察禁止」の周知徹底
  3. マスク差別禁止の徹底
  4. 園や学校行事等の縮小・中止見直し
  5. 冬季における教室換気の工夫

です。署名期間は僅か10日間だったにも関わらず、全て肉筆により、3,501筆(呉市内は2,907筆)も集まりました。
 最初に、代表と副代表が要望書を朗読。その上で要望書と全署名簿を直接手渡しました。その後、ママの声を直接届けての質疑応答。10時45分から始まった会議は12時10分までに及びました。

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 第一として、文科省発出の「衛生管理マニュアル」には「黙食」と記載されておらず、喫食の具体例として、「対面方式を避け、大声を控える」と記載されています。この「大声を控える」というのは、しゃべるなという意味ではありません。しかし、現場の実態は、喫食時に一言でも会話すると教師から注意が飛んで来るため、児童生徒は萎縮してしゃべることができず、短時間で喫食を済ませ、すぐマスクを着用するのです。これではよく噛んで食べ、栄養を十分吸収するという「食育」からかけ離れています。
 市教委は、あくまで「広島県のガイドライン」に「黙食の徹底」が記載されているので、それに従っている、と守りの回答に終始。谷本議員は、「県のガイドラインこそ過度になっている。文科省と県とどちらに従うのか!」と一喝しました。

 第二に、谷本議員が先の9月8日の議会定例会で、内閣官房や厚労省発出の「マスク警察禁止」文言を広報せよ、と迫りました。具体的には、「本人の意に反しマスク着脱を無理強いしないよう、丁寧に周知する」です。
 これを受け、去る9月28日に呉市教委は同文言をホームページ最深層部の極めて目立たない箇所にそっとアップしました。これでは、「丁寧に周知」されるどころか、市民の目に触れないよう、アリバイ作りをしたと言われても仕方がありません。このことについても要望書で批判しました。
 呉市福祉保健部は市民全体に向け、9月10日にいち早くアップしましたが、これも目立っていませんでした。谷本議員がこのことを指摘した結果、既に、市ホームページの感染症対策での新着情報として、比較的目立つ位置に改善が図られていたのです。

 第三は、教師によるマスク着用授業による補聴困難、読唇術、学力低下を懸念しつつ、「マスクをできない子」に止まることなく、「しない子」に対しても、差別や偏見が生じないよう指導徹底を要求しました。
 この「マスクをしない子」とは、思想・信条の理由からマスクをしないという意味で、健康上の理由による「マスクをできない子」に止まっていないことが、「マスク自由化」の最低条件となっているのです。このことを書き込み、「マスク警察禁止」と合わせ、全保護者に通知しなければなりません。
 去る10月19日にようやく文科省が、10月14日付け厚労省の「マスク着用のリーフレットについて(更なる周知)」を添付して発出。これには「マスク警察禁止」文言が記述されていました。これを受け、呉市教委も10月21日付けで全市立学校長宛に、同文言を入れた文書を通知したということです。
 しかしママ達からは、校長に通知しても、

  1. マスクを外す場面でも、教諭自身が模範を示して積極的に外さないと子ども達に伝わらない。
  2. 保護者にこのことが伝わっていないので、子ども達が外せる場面でもマスクを外せない。

と主張。所沢市、瑞穂市、福山市、神奈川県葉山町の様に、全保護者に通知すべき、と迫りました。これには、明快な回答は得られませんでした。

 第四として、一生に一度しかない学校生活で学校行事が中止されたり、規模を縮小したのでは、想い出作りならず、人格形成にもマイナスとなります。通常通りの行事開催を要請しました。

 第五は、冬場の寒い時期に換気を優先させ、授業中に窓を開け放している学校があると指摘。これでは却って風邪を引き、本末転倒であると訴えました。休憩時間に窓を開放して換気を図るなど、現場に即した創意工夫を要求しました。

 一方この度のグループ結成は、谷本議員が提唱する「ノーマスク学校生活宣言」を行ったママが中心となって、先ずはSNSで交流を図り、要望団体として押し上げたのです。谷本議員が所属する「コロナ真実探究会呉支部」のメンバーも署名募集に協力したことと、募集期間を設定したことが、多くの署名が集まる成果を生んだと言えましょう。
 代表は、署名の重みを受け止め、決して曖昧にすることなく、文書回答を強く求めました。尚この運動展開は、谷本議員が「学校マスク自由化の方程式」で手法を広報しているところです。あくまでも「ノーマスク学校生活宣言」がベースとなっています。

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